何の為に生きるか?
この答えは人それぞれだし、タイミングによっても違うし、正解なんてないものだと思う。
しかし僕の場合は「様々な感情を味わう為」という側面がある。
人はどんどん感情を感じなくなっていく
年末になると「今年もあっという間に終わりましたね」「時間が経つのは早いですね。」という会話が何十回と繰り返される。
年を取るにつれて、その会話は増えていく気がするが(少なくとも小学生の時には絶対に言わなかった)、その1つの要因は「感情の起伏が少ないから」だと思う。
様々な経験をするにつれ、人は「慣れ」、感情の色彩がなくなっていく。
中学生の頃はあんなに嬉しかったこと、ドキドキしたこと、胸が焼きつくようなこと、涙が出るほど悔しいことも、今では普通になってしまった。
慣れてくると先が予想でき、執着や感情の起伏が少なくなっていくのは、しょうがないことだと思う。
新しい体験、新しい境地に出会い続ける為に
しかし「大人だからこそ」味わえる経験、味わえる感情も確実に存在する。今の立場だからこそ、出会える境地がある。
ちょうど1年前、うちの会社で人材募集を始めた頃、どうしても来て欲しい人材がいた。
それまでも草ベンチャーでずっと手伝ってくれていたし、彼がいなくては事業は絶対に成り立たない逸材だった。
彼と一緒に、何が何でも、働きたかった。
そんな思いが通じ、彼は正式にハウスマートにジョインしてくれた。
そして彼と一緒に会社から帰る道、別れ際に「それでは、また明日。」と言われた。
「それでは、また明日。」
なんて素敵な言葉だろうか。
この言葉に、こんな感情を抱くなんて。
思わず、泣きそうになってしまった。
まだまだ道は、半ば
それからメンバーは増え、日々、私より遥かに優秀なメンバーがハウスマートに集結してくれている。
「カウル」は完成には道遠く、1歩ずつ前に進んでいる状態。
まだ味わったことのない感情を味わいつくす為、毎日を全力で生きていきたいと思う。