サービス業に代表される「知的労働」はアウトプットが全てです。
働き方改革が叫ばれて久しいですが、本質的に知的労働は時間で測れるものではありません。
工場勤務などの肉体労働は時間でアウトプットが測れますが、知的労働は、はたから見ていても、その人が働いているのか、サボっているのか、分からないからです。
知的労働は、人によって労働生産性が驚くほど違います。
営業マンの場合、トップ営業マンとビリの営業マンでは、売上は数倍〜数十倍違います。
マーケッターの場合、トップマーケッターとビリのマーケッターでは、集客数は数十倍〜数百倍違います。
エンジニアの場合、トップエンジニアとビリのエンジニアでは、プロダクトを作り上げるスピードは数百倍〜数千倍違います。
だから知的労働者である現代のビジネスパーソンは、アウトプットにフォーカスする必要があります。
毎日9〜17時に出勤する事、イスに座っている事、PCを叩く事、会議に出る事、同僚と談笑する事、ランチを食べる事、難しい顔をする事、過去の経験を自慢する事、知識を独占する事、現状を批判する事、それは私の仕事ではないと言う事は、アウトプットと関係ありません。
究極的には、アウトプットが出ていれば3時間勤務でいいかもしれませんし、何時間働いてもアウトプットが出ていなければ、必死に努力して改善する必要があります。アウトプットが出ていないのに、努力しないのは論外です。
ハウスマートでも「プロフェッショナルとして困難の中で仕事をやり抜き、アウトプットを最大化し、目標を達成しているか?」というコアバリューを設定し、アウトプットを重視する文化になっています。
人間は周りの人間と行動を合わせるものですが、同僚と同じように行動しているように見えても、実は自分だけ生産性が低い可能性は往々にしてありえます。そして生産性が低い人材は市場で評価されません。
人によっては最高かもしれませんし、人によっては残酷な事実かもしれません。
知的労働はアウトプットが全てなのです。