Housmartは10月、6期目に突入しました。
多くの仲間と共に、Housmartの6期目を迎えることが出来たことを嬉しく思っています。
Housmartの6期目を迎えるにあたって、これから強く意識していきたいことは「だれ」ではなく、「なぜ」に注目するということです。
会社が大きくなってくると「全員でとにかく同じ仕事をする」という混沌としたベンチャーの創業期とは異なり、一人一人にミッションが出来てきます。
また仲間の数が増えていくと、お互いが何の仕事をしているのか見えにくくなってきます。
そうすると「誰々は楽をしている」「誰々は優遇されている」「誰々はないがしろにされている」という話が出てきがちです。
Housmartを含むベンチャーは「結果が全て」の世界ですから、誰かを贔屓にしたり、誰かを優遇するということはありえません。
全ての制度や評価は、限りある人員で最大の結果を出すため、そして全社ミッションを達成するためにあります。
そういう意味では「公平」ではありますが「平等」ではありません(全員が同じ給与という「平等」はない、という意味です)。
全ての制度や評価の裏には「なぜそういった制度なのか」「なぜそういった評価軸なのか」という理由があります。
問題が発生したとき、何らかの理由で誰かに大きな負担があるときに、やるべきは「誰々が悪い」という「だれ」を主語にして誰かを批判することではなく、「なぜそうなっているのか」と要因を探ることです。
そして要因を探った後に、「私はどうしたら問題を解決出来るのか」と考え、実行することです。
そうすれば確実に状況は良くなります。
これは社外に対しても言えることです。
世の中の事象、取引先、様々なことに対して不満を上げればキリがありません。
「だれ」を主語にして問題を批判した結果、その「だれ」かがいなくなったとしても、また同じような問題は頻発するでしょう。
しかし「なぜ」問題が起きているのか裏側を捉え、「私はどうしたら」問題を解決出来るかを考えて実行すれば、同じような問題は起きません。
「だれ」を主語にしている限り、問題は一生解決出来ないのです。
そして「だれ」を主語にしていると、我慢比べの大会になり、だれも幸せになれません。
また「だれ」を主語にしている人は、市場価値も上がりません。
批判だけして、課題解決能力が上がらないからです。
結果として、履歴書に書けるような実績も伴いません。
「だれ」を主語にする人が多くなると、組織は疲弊し、モチベーションも下がっていきます。
Housmartはこれからも「なぜ」に注目し、「どうしたら」問題を解決出来るのかを考え、実行する組織であり続けたいと思います。